【#9】米国での衝撃料理・マカロニチーズ
アメリカでの料理で衝撃を受けたもの、マカロニチーズ。友人宅にお邪魔したときに作り方を聞いた時の衝撃は忘れられない。
まずバターを半ポンドくらい。大量のチーズを投入し、茹でたマカロニを入れる。このマカロニに至っては、アルデンテではなく少々柔らか目だ。
もちろん、味はチーズの味だから、チーズ嫌いでなければ好きだろうと思う。ただ、アレルギっ子をベビーシッターしてた私のホストハウスでは、野菜とチキンのスープが週に3回ほど。オートミール・キヌアやら、そんな健康的なものばかり食べていたので、マカロニチーズを食べるときの悪いことをしているような罪悪感たら無かった。
日本の食卓にマカロニチーズが出てこないのはどうしてだろう。バターやチーズが高いからだろうか。
これは個人的な考えだけど、脂肪分と炭水化物のみで形成されたものを食事として扱えない、そんな日本人母のプライドがマカロニチーズを食卓に出さないのではないだろうか。
母になると、食事の何にでも野菜を入れたがる。チャーハン、カレー、うどんに至るまで、細かく切った野菜を追加するのだ。そう、母親という使命感がそうさせるのだ。
マカロニチーズはアメリカンマザーのおおらかさを表す食べ物だ。ランチボックスにポテチが入っているのも、そのおおらかさがなせる業だと思う。